メロディーからの作曲(初級コード編)


メロディーからの作曲

(初級コード編)


みなさんは、メロディーが不意に浮かんでくることはないでしょうか?

例えば、ピアノの鍵盤を適当に弾いていたら良い感じのメロディーができたとか、お風呂でリラックスしていたらメロディーが浮かんできたなどなど。

今回はメロディーから作曲をしていく時の手順や注意事項を理論的に紹介していきたいと思います。

では、曲にしたいメロディーが浮かんだとしましょう!

分かりやすくする為にもメロディーの長さは4小節くらいで進めていこうと思います。そして、メロディーが浮かんだら、まず初めにして欲しいことは、そのメロディーを楽譜にするということです。

「楽譜なんか書いたことがない!」っていう人もいると思います。

そのような人には少しハードルが高く感じるかも知れませんが、DTM等を使えばピアノで演奏した音が勝手に楽譜になってくれたりもするので、そういった機材を使用してもいいと思います。最近ではフリーの音楽制作ソフトもあるので活用してみてください。

では、僕が浮かんだメロディーを楽譜にしてみました。

KEYE♭
※音量に注意してください。

 

いきなりですが、みなさんは「音楽の三大要素」って知っていますか?

これは音楽をする上で必ず覚えていて欲しい事のひとつです。

その「三大要素」とは「メロディー」と「ハーモニー」と「リズム」です。

この3つの要素で音楽は成り立っています。

話を戻すと、現時点では先ほど楽譜にした、3つの要素のひとつ「メロディー」を作ったことになるので、次は「ハーモニー」を付けていこうと思います。

「ハーモニー」とは「コード」(和音)のことです。

メロディーのKEYは「E♭」なので「E♭」のダイアトニックコードを使ってコードを付けていきましょう。

分かりやすくするために「メジャーキー」の「E♭」と「マイナーキー」の「Cm」のダイアトニックコードを記載しておきます。

KEYE♭

KEYCm

ではコードを付けるときに考えることや意識することをあげてみたいと思います。

①コードで大切な音は「1.3.5」 出来るだけ不安定なコードは避けること

②シンプルなトライアドコード+メロディーノート=興味深いコード(全てのコードヴォイシングはメロディーからくる)

➂メロディーに様々なコードオプションを試してみる

④大切な音を抜き出す(もしも1小節にたくさんの音がある場合は大切な音を探す)

この①~④を考えながら、コード進行を制作していきましょう!

では①に書いてあるように、コードの大切な音の「1.3.5」を意識しながらシンプルなトライアドコード(3和音)を割り当ててみましょう!

※音量に注意してください。

 

今回はこのように付けてみました。

特に意識している点は、メロディーの音がコードトーンの「1.3.5」に含まれているかということです。コードトーンにメロディーの音が含まれていないと、とても不安定になってしまいますので注意してコードを選びましょう!


次は②の「シンプルなトライアドコード+メロディーノート=興味深いコード」に移りたいと思います。

まず「興味深いコード」を探すために、「トライアドコード+メロディーノート」を分析します!

先ほどのメロディーにコードを付けた楽譜を使って、コードに対してメロディーがどの様なインターバルで鳴っているのかを分析していきます。

例えば「C」のコードに対してメロディーが「ドレミファソ」となっている場合は、以下のように楽譜に数字を書いていきます。

これが「C」ではなく「F」だった場合は以下のようになります。

注意点はコードトーンと考えて数字を書いていくということです。コードが「C」の場合は「ド」を「1」として考える、コードが「F」の場合は「ファ」を「1」として考えます。

これを各小節で行います。

1小節目が「C」の場合は「ド」を「1」として考え、2小節目のコードが「F」に変わった場合は「ファ」を「1」として考えるということです。

今回の曲を同じように分析したものが以下の楽譜になります。次は「興味深いコード」(全てのコードヴォイシングはメロディーからくる)についてです。

先ほど分析した楽譜のコードトーン(1.3.5)以外の音を見てください。僕の楽譜では青色の音がコードトーン以外の音になります。

このコードトーン以外の音をテンションとしてなど、メロディーをフォローするように使用すると効果的です。もちろんメロディーに使用されていないテンションを使うことも可能です。そして➂に「メロディーに様々なコードオプションを試してみる」とありますので、それらを踏まえいろいろなコードを試して自分の好きなコードを割り当てていきましょう。

コードトーン以外の音を使用してコードを変更(テンションなど)する場合はロングトーンや頻繁に使用されている音ほど効果的です。

今回は4小節目「A」の小節に「6th」の音がアクセントの位置にあるので、この「6th」を「13th」のテンションとして付け加えてみようと思います。もちろんメロディーに使用されていないテンションを使うことも可能と言いましたので、2小節目の「Cm」に「9th」のテンションを加えてみました。

そして選んだコードが以下です。※音量に注意してください。

 

今回出てきたダイアトニックテンションKEYやスケールなど、もしもあまり理解していなくて分かりにくいという方は、理論の方で項目ごとに記載しているの読んでみてください。

次は④の「大切な音を抜き出す」ですが、ここからは「リズム」のお話になります。

この続きは次回の「初級リズム編」で紹介したいと思います。

 

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