- 2019-10-27
- ブレイクタイム
- 最初なのに「A」じゃなくて「C」? はコメントを受け付けていません

最初なのに「A」じゃなくて「C」?
みなさんこんにちは、たけよんです。
今日は、最初の音階の「ド」に、なぜアルファベット「a.b.c.」の最初の「a」ではなく「c」から始まているのか?についてお話したいと思います。
もう少し詳しく話すと、アルファベットは「a,b,c,d,e,f,g,」です。なのに音階の「ドレミファソラシ」は英語表記(米読み)にすると「c,d,e,f,g,a,b,」です、なぜアルファベットの最初の「a」ではなく「c」から始まっているでしょうか?
ちなみに「ドレミファソラシ」は欧(ヨーロッパ)読みで意味は同じです。
欧読みの「ド」を米読みでは「c」、欧読みの「レ」を米読み「d」です。
因みに日本読みは「ドレミファソラシ」を「ハニホヘトイロハ」と読むので「ド」を「ハ」、「レ」を「二」という感じです。
楽譜っていろんな国の読み方を使って読んでいることも分かります。
ハ長調とかって聞いたことないですか?
この調の「ハ」っていうのは日本読みです。「ハ」は欧読みで「ド」、米読みでは「c」です。音符は「ドレミ」で読んで、コードは「C」とか「D」とか・・・。
なんだか訳が分からなくなります(笑)
少し話が逸れたので本題へ
これはいろいろな説があるのですが、そのうちのひとつを簡単にお話したいと思います。
昔々、まだ音楽が世界共通では無い頃、各国には、既に素晴らしい音楽家はたくさんいました。ある日、一人の音楽家が他国の素晴らしい音楽に出会いました。その音楽家はその素晴らしい音楽を自分でも演奏してみたくなったのですが、昔は音に対する基準が定められていなかった為、楽器のチューニングができずに、その音楽を演奏することが出来ませんでした。
この頃の楽器は、音楽家が自分で好きなように楽器のチューニングをしていたので、例えば同じピアノでも、それぞれの音楽家の所有しているピアノによって、同じ位置の鍵盤を弾いても違う音が出ていたそうです。
そこで、音楽を世界共通にしようという試みが始まりました。
世界中にある素晴らしい音楽家の曲をたくさん集めて分析していったのです。そして、たくさんの音楽家の曲を分析しているとあることに気が付きました、たくさんの音楽家が作った曲にはたった一つだけ共通点があったのです。
それは、ほとんどの音楽家たちは440Hzの音を必ずと言っていいほど使っていたそうです。国も違えば世代も違う、音のチューニングすら違うはずの世界中の音楽家達がこの440Hzの音を好んで使用していました。
その為、この440Hzの音を基準とし、最初のアルファベットの「a」を当てはめ、世界共通の音楽理論が考え始められたと言われています。
ですが、これに関しては本当にいろんな説があります、
「自然界に多く存在する音だから」とか「赤ちゃんの鳴き声が」とか「便利だったから」などなど・・・。
ちゃんとした音楽の国際会議で440Hzを基準と定められたそうですが、今では本当のことは誰にも分からないんだと思います(笑)
でも、こういった話は少し謎めいているくらいの方がいろいろ想像できて面白いと思うので、好きな説を信じればいいのではないかと思います(笑)