
MELODIC MINOR DIATONIC
まず、前回お話しした「メロディック・マイナー」のダイアトニックの説明をしたいと思います。
「ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・#ソ・ラ」だったスケールの「ファ」に「#」を付けて「ラ・シ・ド・レ・ミ・#ファ・#ソ・ラ」に変えることを「メロディック・マイナースケール」とお話ししました。
ということは、ハーモニック・マイナーの「ファ」の音が全て「#ファ」になるということです。
【Aハーモニック・イナー・ダイアトニック】
【Aメロディック・マイナー・ダイアトニック】
下が、「ハーモニック・マイナー」の構成音に「#ファ」の音が入って変化しているコード。
ハーモニックの「Bф」がメロディックになると→「Bm7」
ハーモニックの「Dm7」がメロディックになると→「D7」
ハーモニックの「F△7」がメロディックになると→「F♯ф」
ハーモニックの「G♯dim7」がメロディックになると→「G♯ф」
次は「モード」です。
もちろん「モード」も「ファ」の音が全て「#ファ」になります。
「ファ」の音が「#ファ」に変わったことにより、各スケールの音の並び方も変わって、スケール名も変わります。「〇」箇所が「#ファ」に変化した音です
■「Ionian aug」(アイオニアン・オーグ) →「Lydian aug」(リディアン・オーグ)
■「Dorian #4」(ドリアン・シャープ・フォー) →「Lydian♭7」(リディアン・フラット・セブン)
■「Phrygian Major」(フリジアン・メジャー)→「Mixolydian♭6」(ミクソリディアン・フラット・シックス)
■「Lydian ♯2」(リディアン・シャープ・ツー)→「Locrian ♮2」(ロクリアン・ナチュラル・ツー)
■「7th Mode Harmonic minor」(セブンスモード・ハーモニックマイナー)→「Altered Scale」(オルタード・スケール)もしくは「Super Locrian」(スーパーロクリアン)
■「Harmonic minor」(ハーモニック・マイナー)→ 「Melodic minor」(メロディック・マイナー)
■「Locrian ♮6」(ロクリアン・ナチュラル・シックス)→ 「Dorian ♭2」(ドリアン・フラット・ツー)
コードネームからスケールの名前まで変わってくるのでしっかり覚えましょう!
オルタードスケールはジャズなどで頻繁に使用されてるスケールなので覚えておいて損はないですね!
MELODIC MINOR