
sus Chord
本日は「susコード」について説明したいと思います。
まずトライアドコード(3和音)には
Major Chord メジャーコード
minor Chord マイナーコード
augmented Chord オーグメンティッドコード
dim Chord ディミニッシュドコード
sus Chord サスコード
の5種類があります、トライアドコードとインターバルの章で「sus」以外の4種類のコード説明しましたので、今回は「susコード」について詳しく説明していきましょう。
まず「sus」という語源は「Suspender」からきています、最近ではあまり見かけませんが、あのズボンを引っ張りあげているあれです。
「Suspend」とは吊り上げる、吊り下げるという意味なので、これを音に当てはめた訳ですね!
下の楽譜を見てください。
まず、Cメジャーコード、ドミソがあります、
このCメジャーコードのミの音をファに「吊り上げた」と考えて出来たのがsus4コードです。
次にsus2コードは、逆にミの音をレに「吊り下げた」と考えて出来ています。
これがsusコードの考え方です。
ですので、susコードには「明るい、暗い」を表現する3rdの音が無い訳です。
「susコード」で一番大切なのはこの3rdの音が無いということです。
時々見る間違い方が「sus2」コードを「add9」コードと表記していることがあります。
「add9」というコードは、1、3、5、9(ドミソレ)で構成されています、「sus2」コードは1、2、5(ドレソ)です。
「susコード」という概念は3rdの音が無いと考えるので、3rdの音が入っていなければ必ず「susコード」と考えます。
「sus2コード」に「add9」と表記してしまうと、3rdの音を演奏していいと考えてしまうので、本来のサウンドから外れてしまうことになりますので注意しましょう!
ちなみに「add」とは日本語で「加える」という意味です。
「Cadd9」というコードは「C」というコードに「9」の音を加えた(add)と考えれば覚えやすいですね!
余談ではありますが、sus2コードはよくスティングというアーティストが使用しています。
ポリス時代の「Message in a Bottle」のイントロはsus2サウンドですので、
知らない人はチェックしてみると参考になると思います。